用具解説

バボラのテニスラケット選び方|2026年、6シリーズ27モデルはここが違う

今使っている1本に物足りなさを感じ、2本目・3本目への買い替えを検討している人に向けて整理します。バボラ(Babolat)の硬式テニスラケットは、2026年9月時点でPure Drive・Pure Aero・Pure Strike・Evo Drive・Evo Aero・Evo Strikeの6シリーズ、計27モデル(ジュニア用を除く)が並行して展開されています。結論として、バボラを選ぶ軸は「Pure か Evo か」と「Drive・Aero・Strikeのどれか」の2段構造です。上位のPure系は38,500〜41,800円、下位のEvo系は24,200〜27,500円という価格帯の違いがあり、その中でDriveはパワー系、Aeroはスピン系、Strikeはコントロール系という性格に分かれます。特にPure DriveとPure Aeroは公式スペックがほぼ完全に一致しており、「ピュアドライブ ピュアアエロ 違い」で検索する人が最も知りたい"何が違うのか"は、スペック表ではなくRA(フレーム硬さ)と5軸スコアにしか表れません。この記事では、当サイトが持つ27モデル分のスペックと5軸スコアを実際に全件確認したうえで、この2軸を中心にシリーズを絞り込むための入口を提供します。

結論|バボラは「Pure/Evo」×「Drive/Aero/Strike」で選ぶブランド

結論として、6シリーズは次のように分かれています。

シリーズ世代モデル数価格帯何で選ばれるか
Pure Drive2024年838,500〜41,800円パワー系の主力。世界で最も売れたラケットの一つとされる標準モデルを中心に、107in²の大型フェイスから98in²の上級者向けまで展開
Pure Aero2023年640,700〜41,800円スピン系。ナダルが長年使用してきたコルテックスカーボン構造のモデルを中心に展開
Pure Strike2023〜2024年738,500〜41,800円コントロール系。97〜100in²のフレームに16×19・16×20・18×20の3パターンを組み合わせる
Evo Drive2023年326,400〜27,500円Pure Driveのパワーコンセプトをエントリー価格帯に落とし込んだシリーズ
Evo Aero2023年226,400円Pure Aeroのスピン性能をエントリー価格帯に落とし込んだシリーズ
Evo Strike2023年124,200円Pure Strikeのコントロールコンセプトをエントリー価格帯に落とし込んだ唯一のモデル

似たような名前のモデルが並んでいて選びにくく感じるかもしれませんが、次の章で見るとおり、バボラは「Pure系かEvo系か」を最初に決めるだけで候補が半分以下に絞れるブランドです。各シリーズの現行モデルはバボラ公式サイトでも確認できます。

なぜ「PureかEvoか」で選ぶのか?価格差1万円以上の中身

27モデル全体の価格を確認すると、Pure系(Pure Drive・Pure Aero・Pure Strike)は38,500〜41,800円に収まる一方、Evo系(Evo Drive・Evo Aero・Evo Strike)は24,200〜27,500円と、両者の間には最大17,600円の価格差があります。

項目Pure系(21モデル)Evo系(6モデル)
価格帯38,500〜41,800円24,200〜27,500円
対応レベル中級〜上級(intermediate・advanced中心)初心者中心(beginner中心)
コンセプト各シリーズのフラッグシップ性能をフルスペックで再現各シリーズのコンセプトを軽量・エントリー向けに再設計

単なる廉価版ではなく、Evo系の中にはPure系のどのモデルよりも極端な数値を持つラケットが混ざっているのがバボラの独自性です。代表例がEvo Drive Liteで、スピンスコア86・操作性スコア89はいずれも当サイトが確認したバボラ27本中もっとも高い(操作性はPure Aero Super Lite・Pure Drive S Liteと並ぶタイ)数値です。255gの軽量フレームと16×17という粗いストリングパターンの組み合わせが、Pure系の重量級モデルでは出せないスコアを生んでいます。「エントリーモデルだから性能が控えめ」とは限らないのが、Evo系を検討する際に見落としやすいポイントです。

なお、この5軸スコアは重量・フェイスサイズ・ビーム厚・ストリングパターン・RA値などから算出した相対的な指標であり、バボラ社内での位置関係を示すものです。絶対的な性能値ではなく、採点基準が異なる他ブランドのモデルとスコアを直接比較することはできません。当サイトが掲載するバボラの27本は、RA(フレーム硬さ)の値がすべてメーカー公式サイトで確認できています。

ピュアドライブとピュアアエロの違いは?公式スペックはほぼ完全一致

「ピュアドライブ ピュアアエロ 違い」は、バボラに関する検索の中でも特に需要が大きいテーマです。実際にスペックを並べると、その理由がよく分かります。

項目Pure Drive(標準)Pure Aero(標準)
フェイスサイズ100in²100in²
重量300g300g
バランス320mm321mm
ストリングパターン16×1916×19
ビーム厚(ヘッド/センター/スロート)23/26/23mm23/26/23mm
RA(フレーム硬さ)7269
価格38,500円40,700円

見てのとおり、フェイスサイズ・重量・ストリングパターン・ビーム厚は完全に同一で、バランスも321mmと320mmの1mm差でしかありません。スペック表を並べるだけでは、この2本の違いはほとんど見えてこないのです。実際に差が出ているのはRA(フレーム硬さ)の3ポイント(72対69)と、公式の商品説明が語るフレーム設計の方向性です。Pure DriveはFSI Power技術による高反発ビームでパワーを追求したフレーム、Pure Aeroはコルテックスカーボン構造とエアロダイナミクス設計でスイングスピードとスピン量を追求したフレームという、同じ数値のスペックの中に異なる技術コンセプトが詰め込まれています。

この違いは5軸スコアにはっきり表れます。

Pure DrivePure Aero
パワー7770
スピン6872
コントロール6061
操作性5859
打球感5859

パワーはPure Driveが77、Pure Aeroが70で7ポイントの差、スピンはPure Aeroが72、Pure Driveが68で4ポイントの差があります。一方でコントロール・操作性・打球感はほぼ横並びです。当サイトのFAQでもPure Aero自身が「ベースラインから強打で押し込むパワー重視ならPure Drive、スピンで相手コートに深く刺さるボールを打ちたいならPure Aero」と整理しており、この5軸スコアの傾向とも一致しています。スペックだけを見て違いが分からず検索している人には、「同じスペックでRAとフレーム設計だけが違う」という前提を押さえたうえで、パワーかスピンかという性格の違いで選ぶのが最も実態に合った選び方です。

ピュアストライク98、16×19と18×20で何が変わる?

Pure Strikeシリーズには、もう1つ独自データとして紹介したい構造があります。Pure Strike 98は、16×19と18×20という2つのストリングパターンが、フレーム・重量・RAをすべて揃えたまま併売されているのです。

モデルフェイス重量バランスパターンRAコントロールスピン
Pure Strike 98 (16/19)98in²305g320mm16×19687657
Pure Strike 98 (18/20)98in²305g320mm18×20688440

フェイスサイズ・重量・バランス・ビーム厚(21/23/21mm)・RAのすべてが同一のまま、ストリングの本数だけを16×19から18×20に増やすと、コントロールスコアは76から84へ8ポイント上昇し、逆にスピンスコアは57から40へ17ポイント下落します。他の要因が一切変わらないため、パターンの違いだけがコントロールとスピンにどう効くかを、この2本だけで単独比較できるのがバボラのデータの強みです。当サイトのFAQでも18×20版は「18本のメインストリングと20本のクロスストリングが密に組まれており、ボールをコートに深く刺すフラットショットとスライスの精度が際立つ」、16×19版は「18×20版よりストリング間隔を広げてスピンをかけやすくした」と説明されており、スコアの向きと一致しています。フラット系のショットでコースを厳密に狙いたいなら18×20、同じフレームのままスピン量も確保したいなら16×19という選び方が、このモデル単体で完結します。

Pure Driveはどんな人におすすめ?|8モデルのパワー系主力

Pure Drive 2024は、「世界で最も売れたテニスラケットの一つ」と位置づけられるパワー系の主力シリーズです。FSI Power技術による高反発ビームと100in²のフェイスサイズを軸に、107in²の大型フェイスから98in²の上級者向けまで8モデルを展開しています。

標準モデルはフェイス100in²・重量300g・バランス320mmという、上位記事の多くが「黄金スペック」と呼ぶ基準に沿った設計です。バボラの契約プレーヤーとして、ファビオ・フォニーニ選手が公式サイトのPure Driveページで紹介されています。現行モデルの詳細はBabolat公式のPure Driveページでも確認できます。

  • Pure Drive(100in²・300g): シリーズの標準モデル。パワースコア77はPure Drive系最高
  • Pure Drive 107(107in²・285g): 27本中最大級の107in²フェイスで、スイートスポットの広さを求める初心者向け
  • Pure Drive 98(98in²・305g): 16×20の密なパターンで、コントロールスコアがPure Drive系最高の69に上昇。RA73は27本中もっとも高い
  • Pure Drive Team(100in²・285g): 標準より15g軽量化し、操作性69・パワー77を維持
  • Pure Drive Lite(100in²・270g): 女性・初心者向けにパワーはそのまま軽量化
  • Pure Drive S Lite(100in²・255g): Pure Drive系で最も軽い一本。操作性スコア89は27本中トップタイ
  • Pure Drive +(100in²・300g): 27.5インチのロングハンドルでリーチを強化
  • Pure Drive Wimbledon(100in²・300g): ウィンブルドン公式パートナーによる限定カラー。スペックは標準Pure Driveと同一

Pure Aeroはどんな人におすすめ?|6モデルのスピン系主力

Pure Aero 2023は、ナダルが長年使用してきたことで知られるスピン系の主力シリーズです。コルテックスカーボン構造とエアロダイナミクス設計で、クレーコートでのヘビートップスピンを軸に6モデルを展開しています。

標準モデルはフェイス100in²・重量300gと、Pure Driveと同じく「黄金スペック」と呼ばれる基準に近い設計です(バランスのみ321mmで1mm差)。現行モデルの詳細はBabolat公式のPure Aeroページでも確認できます。

  • Pure Aero(100in²・300g): シリーズの標準モデル。スピンスコア72はPure Aero +と並ぶ系内2位タイ
  • Pure Aero 98(98in²・305g): 16×20の密なパターンで、コントロールスコアがPure Aero系最高の69に上昇
  • Pure Aero Team(100in²・285g): 標準より15g軽量化。スピンスコア74はPure Aero系最高で、操作性も70に向上
  • Pure Aero Lite(100in²・270g): 力の少ない女性・シニア向けの軽量モデル
  • Pure Aero Super Lite(100in²・255g): Pure Aero系で最も軽い一本。操作性スコア89は27本中トップタイ
  • Pure Aero +(100in²・300g): 27.5インチのロングハンドルでスイングの弧を広げ、スピン量とパワーを同時に強化

Pure Strikeはどんな人におすすめ?|7モデルのコントロール系主力

Pure Strike 2023〜2024は、CONTROL FRAME TECHNOLOGY(ボックス形状と楕円形状を組み合わせたフレーム構造)を核にしたコントロール系の主力シリーズです。97〜100in²のフェイスに16×19・16×20・18×20の3パターンを組み合わせ、前述のパターン別データも含めて7モデルを展開しています。

ATPツアーではドミニク・ティエム選手が使用してきたシリーズとしても知られています。現行モデルの詳細はBabolat公式のPure Strikeページでも確認できます。

  • Pure Strike 100 (16/20)(100in²・305g): シリーズでもっとも扱いやすい標準モデル。RA65はPure Strike系最低
  • Pure Strike 100 (16/19)(100in²・300g): 16×20版よりストリング間隔を広げ、スピン59・コントロール74のバランス型
  • Pure Strike 97(97in²・310g): シリーズのフラッグシップ。打球感スコア79は27本中最高
  • Pure Strike 98 (16/19)(98in²・305g): 98in²のツアースペックにオープンパターンを組み合わせた競技志向モデル
  • Pure Strike 98 (18/20)(98in²・305g): 前述のとおり、コントロールスコア84は27本中最高
  • Pure Strike Team(100in²・285g): 操作性重視の軽量モデル。ダブルスでのネットプレーにも向く設計
  • Pure Strike Lite(100in²・265g): Pure Strike系で最も軽い一本。操作性スコア82に上昇

Evo Driveはどんな人におすすめ?|Pure Driveのパワーを手頃に

Evo Drive 2023は、Pure Driveのパワーコンセプトをエントリー価格帯に落とし込んだシリーズです。3モデルとも26,400〜27,500円という、Pure Drive系(38,500円〜)より1万円以上手頃な価格帯にあります。

標準のEvo Driveを標準のPure Driveと5軸スコアで比べると、操作性は80対58でEvo Driveが22ポイント上回る一方、パワーは73対77とPure Driveがやや高く、スピンはEvo Driveが73、Pure Driveが68とむしろEvo Driveの方が5ポイント高くなっています。エントリー価格帯だからパワーやスピンで劣るとは限らない、という前述のEvo Drive Liteと同じ傾向が、標準のEvo Driveにも当てはまります。現行モデルの詳細はBabolat公式のEvo Driveページでも確認できます。

  • Evo Drive(102in²・270g): シリーズの標準モデル。操作性スコア80で、扱いやすさを最優先した設計
  • Evo Drive Lite(104in²・255g): 前述のとおり、スピンスコア86・操作性スコア89はいずれも27本中最高(操作性はタイ)。104in²の大型フェイスと16×17のオープンパターンが極端な数値を生んでいる
  • Evo Drive Tour(102in²・285g): Evo Driveを15g重くしたツアーモデル。バランスを320mmに設定し、打ち負けにくさを高めている

Evo Aeroはどんな人におすすめ?|Pure Aeroのスピンを手頃に

Evo Aero 2023は、Pure Aeroのエアロダイナミクス設計をエントリー価格帯に落とし込んだシリーズです。2モデルとも26,400円で、Aero Modular構造による振り抜きやすさを軸にしています。

操作性スコアでもEvo Aero(標準)は75で、Pure Aero標準の59を16ポイント上回ります。フェイス102in²・16×19のオープンパターンが振り抜きやすさに直結しており、Pure Aeroのスピン性向をまず確かめてみたい人にとって、価格を抑えた比較対象になります。現行モデルの詳細はBabolat公式のEvo Aeroページでも確認できます。

  • Evo Aero(102in²・275g): シリーズの標準モデル。スピンスコア77はEvo Aero系最高で、Pure Aero標準(72)を上回る
  • Evo Aero Lite(102in²・260g): Evo Aeroを15g軽量化し、操作性スコアを75から87に引き上げたモデル。AHT(Aero Hybrid Technology)で衝撃も緩和

Evo Strikeはどんな人におすすめ?|唯一のコントロール系エントリーモデル

Evo Strike 2023は、Pure Strikeのコントロールコンセプトをエントリー価格帯に落とし込んだ、Evo系で唯一の1モデル展開のシリーズです。

Pure Strike標準モデル(Pure Strike 100 16/20)と5軸スコアを比べると、コントロールは62対78、打球感は63対78とPure Strikeが上回る一方、パワーは70対53、スピンは69対56とEvo Strikeが上回ります。同じ「コントロールコンセプト」を引き継ぐ位置づけですが、スコアで見る限りEvo Strikeは実際にはパワー・スピン寄りの性格に振れており、Pure Strike譲りのシビアなコントロール性能をそのまま受け継いでいるわけではありません。フェイス102in²・16×19のオープンパターンがボールを飛ばしやすくしている分、タッチの精密さはPure Strikeに一歩譲ります。現行モデルの詳細はBabolat公式のEvo Strikeページでも確認できます。

  • Evo Strike(102in²・290g・24,200円): 27本中もっとも手頃な価格。当サイトのジャンル分類では「オールラウンド」で、パワー・コントロールのバランスを重視した設計。Babolatエントリー系の中では打球感スコア63がもっとも高い

現行27本のスペック一覧

シリーズごとの全モデルのスペックをまとめました。27本はすべてRA(フレーム硬さ)がメーカー公式で確認できています。なお、本記事に記載の価格はメーカー希望小売価格(税込)であり、実際の販売価格は時期・販売店により変動します。

Pure Drive 2024 全8モデル

モデルフェイス重量バランスパターンRA
Pure Drive100in²300g320mm16×1972
Pure Drive 107107in²285g320mm16×1972
Pure Drive 9898in²305g325mm16×2073
Pure Drive Team100in²285g320mm16×1972
Pure Drive Lite100in²270g330mm16×1972
Pure Drive S Lite100in²255g330mm16×1972
Pure Drive +100in²300g320mm16×1972
Pure Drive Wimbledon100in²300g320mm16×1972

Pure Aero 2023 全6モデル

モデルフェイス重量バランスパターンRA
Pure Aero100in²300g321mm16×1969
Pure Aero 9898in²305g315mm16×2071
Pure Aero Team100in²285g320mm16×1970
Pure Aero Lite100in²270g330mm16×1970
Pure Aero Super Lite100in²255g330mm16×1970
Pure Aero +100in²300g320mm16×1969

Pure Strike 2023〜2024 全7モデル

モデルフェイス重量バランスパターンRA
Pure Strike 100 (16/20)100in²305g310mm16×2065
Pure Strike 100 (16/19)100in²300g320mm16×1968
Pure Strike 9797in²310g310mm16×2067
Pure Strike 98 (16/19)98in²305g320mm16×1968
Pure Strike 98 (18/20)98in²305g320mm18×2068
Pure Strike Team100in²285g325mm16×1969
Pure Strike Lite100in²265g330mm16×1969

Evo Drive 2023 全3モデル

モデルフェイス重量バランスパターンRA
Evo Drive102in²270g325mm16×1970
Evo Drive Lite104in²255g325mm16×1770
Evo Drive Tour102in²285g320mm16×1970

Evo Aero 2023 全2モデル

モデルフェイス重量バランスパターンRA
Evo Aero102in²275g320mm16×1964
Evo Aero Lite102in²260g325mm16×1964

Evo Strike 2023 全1モデル

モデルフェイス重量バランスパターンRA
Evo Strike102in²290g320mm16×1970

悩み別|どのシリーズ・モデルを見ればいいか

具体的な悩みから、27本の中でまず見るべきモデルを絞り込みます。

飛ばない・パワー不足を感じる場合

パワースコアが27本中もっとも高いのは77で、Pure DrivePure Drive +Pure Drive WimbledonPure Drive TeamEvo Drive LiteEvo Drive Tourの6本が該当します。エントリー価格帯で探すなら、255gの軽量フレームでも77のパワースコアを持つEvo Drive Liteが候補です。

スピンがかからない場合

スピンスコアが27本中もっとも高いのはEvo Drive Lite(86)で、Pure Aero標準(72)を上回ります。Pure系でスピンを求めるなら、Pure Aero系最高のPure Aero Team(74)がまず候補になり、次いでPure AeroPure Aero +(いずれも72)が続きます。Pure Strike 98で回転を増やしたい場合は、前述のとおり18×20版ではなく16×19版のPure Strike 98 (16/19)を選ぶとスピンスコアが40から57に上がります。

コントロールを重視したい場合

コントロールスコアが27本中もっとも高いのはPure Strike 98 (18/20)(84)で、Pure Strike 97(80)、Pure Strike 100 (16/20)(78)が続きます。18×20の密なパターンよりやや扱いやすいモデルを探すなら、16×19のPure Strike 98 (16/19)(76)やPure Strike 100 (16/19)(74)から見るのが無理のない選び方です。

腕・肘に不安がある場合

RA(フレーム硬さ)が27本中もっとも低いのはEvo AeroEvo Aero Lite(いずれもRA64)です。打球感スコアで探すなら、薄いビーム(21/22/21mm)を持つPure Strikeシリーズが27本中もっとも高い数値(Pure Strike 97が79)を持っています。当サイトのデータではPure Drive S LiteEvo Drive LitePure Aero Super Liteを「腕力のない女性・シニア・入門者」向けにも位置づけています。

重くて振り切れない・スイングスピードに自信がない場合

操作性スコアが27本中もっとも高いのは89で、Evo Drive LitePure Aero Super LitePure Drive S Liteの3本が並びます。いずれも重量255gと、27本の中でもっとも軽い部類です。Pure Strikeシリーズで軽さを求めるならPure Strike Lite(265g・操作性82)が候補になります。

よくある質問

バボラのラケットは硬くて腕や肘に負担が大きい?

バボラの硬式テニスラケット27本は、フレームの硬さを示すRA値がすべてメーカー公式サイトで確認できる公称値で、当サイトが推定で埋めた値は1件もありません。実際の数値は27本中もっとも低いEvo Aero・Evo Aero Lite(RA64)から、もっとも高いPure Drive 98(RA73)まで幅があり、「バボラは硬い」と一律には言えません。腕や肘への負担が気になる場合は、前述の「腕・肘に不安がある場合」で紹介したRA64のEvo Aero系や、軽量モデルから検討するのが実態に合った選び方です。

ピュアドライブとピュアアエロ、迷ったらどちら?

結論は、ベースラインから強打で押し込むパワー重視ならPure Drive、スピンで深く沈むボールを打ちたいならPure Aeroです。公式スペックはほぼ完全に一致しており、両者の違いはRA(フレーム硬さ、72対69)とパワー・スピンの5軸スコアにしか表れません。詳しくは前述の「ピュアドライブとピュアアエロの違いは?」の章を参照してください。

ガットの推奨テンションは?

シリーズによって異なりますが、当サイトが各モデルのFAQで確認した範囲ではおおむね50〜60lbsに収まります。例えばPure Drive・Pure Aeroの標準モデルはいずれもメーカー推奨50〜60lbsで、パワーやスピンを重視するなら低め、コントロールを重視するなら高めに調整します。コントロール系のPure Strike(100 16/20)は50〜55lbsとやや狭いレンジが目安です。実際の推奨値は購入するモデルの製品情報で確認してください。

張り上げ済みで届く?ガットは別途必要?

いいえ、バボラの現行ラケットはメーカー公式サイトの製品情報で「ストリング(ガット)なし」の状態で届くと明記されています。購入時は別途ガットの購入と張り上げが必要です。推奨ガットはPure Drive標準モデルの場合「RPM Blast / RPM Power」とされています。

グリップサイズはどう選べばいい?

バボラ公式のグリップサイズガイドによると、薬指の先端から手のひらの中央(手相の第2線)までの長さを測り、次の目安に当てはめます。100〜102mmならグリップサイズ0(US表記では4)、103〜105mmなら1(4 1/8)、106〜108mmなら2(4 1/4)、109〜111mmなら3(4 3/8)、112〜114mmなら4(4 1/2)です。この数値はあくまで目安のため、迷った場合は大きめより小さめを選び、必要ならオーバーグリップで太さを調整するのがおすすめです。

子ども用(ジュニア)はどれを選ぶ?

本記事で扱った27本は大人用(27インチ)ですが、バボラには17〜26インチのジュニア専用ラインが別に15モデルあります(B Fly・Ballfighter・Carlitos Junior・Drive Junior・Pure Aero Junior・Pure Drive Junior・Pure Strike Junior)。ジュニアは年齢よりも身長を基準に選ぶのが基本で、当サイトのデータでは目安として17インチ(4〜5歳・身長100cm前後)から26インチ(10〜12歳・身長145cm前後〜)までのサイズ展開を確認しています。ジュニア用の具体的な選び方は本記事の範囲外のため、購入前に実際に持たせて長さを確認することをおすすめします。

まとめ|バボラのラケットはPure/Evo×Drive/Aero/Strikeで絞り込む

バボラの硬式テニスラケットは、2026年9月時点でPure Drive・Pure Aero・Pure Strike・Evo Drive・Evo Aero・Evo Strikeの6シリーズ・計27モデルが現行展開されています。もっとも重要な軸は「Pure系(38,500〜41,800円)かEvo系(24,200〜27,500円)か」で、その中でDrive(パワー系)・Aero(スピン系)・Strike(コントロール系)のどれに近い悩みを持っているかを重ねると、候補は数本まで絞り込めます。特にPure DriveとPure Aeroは公式スペックがほぼ完全一致しているため、スペック表では違いが見えず、RA(フレーム硬さ)とパワー・スピンの5軸スコアで判断する必要があります。またPure Strike 98の16×19・18×20は同一フレームでパターンだけが異なり、コントロールとスピンのトレードオフを単独で確認できる貴重なデータです。

まずは本記事のスペックと5軸スコアでシリーズを絞り込み、絞り込んだシリーズの中からラケット診断や、パワー系スピン系コントロール系軽量・操作性の各ジャンル別ランキングで具体的なモデルを比較することをおすすめします。他ブランドとの比較では、ヨネックスのラインアップウィルソンのラインアップHEADのラインアッププリンスのラインアップVCORE 100とEZONE 100の比較記事も参考にしてください。