ダンロップのテニスラケット選び方|2026年、4シリーズ20モデルはここが違う
ダンロップ(Dunlop)の硬式テニスラケットは、当サイトではCX・SX・FX・LXの4シリーズに入門用のFlash 270を加えた、計20モデルを掲載しています。結論として、ダンロップを選ぶ最初の軸は「フレーム形状」です。CXシリーズだけがボックス(角型)形状のフレームを採用し、SX・FX・LXの3シリーズはすべて丸形フレームでまとまっています。さらに丸形の3シリーズの中では、RA(フレーム硬さ)の違いが選び方の決め手になります。実際にスペックを突き合わせると、SXとFXは重量・バランス・ビーム厚がほぼ同一の姉妹フレームであること、LXはRA74〜75と当サイト掲載243本(ジュニアを除く全ブランド)の中でもっとも硬い数値を持つ軽量オーバーサイズであることが分かりました。この記事では、当サイトが持つ20モデル分のスペックと5軸スコアを実際に全件確認したうえで、この2軸を中心にシリーズを絞り込むための入口を提供します。
結論|ダンロップは「フレーム形状」と「RA(硬さ)」で選ぶブランド
結論として、4シリーズ+Flash 270は次のように分かれています。
| シリーズ | フレーム形状 | モデル数 | RA | 何で選ばれるか |
|---|---|---|---|---|
| CX | ボックス | 8 | 65〜71 | 200系(コントロール)と400系(パワー)の2系統。もっとも展開が広い主力シリーズ |
| SX | 丸形 | 4 | 68〜69 | スピン系。フルモデルチェンジしたNEW SXシリーズ |
| FX | 丸形 | 4 | 65〜68 | パワー系。SXとほぼ同一フレームの姉妹シリーズ |
| LX | 丸形 | 3 | 74〜75 | 軽量オーバーサイズ。当サイト243本中もっとも硬いRA |
| Flash 270 | ボックス | 1(シリーズ非所属) | 62 | 初めての1本向けエントリーモデル |
20モデルという数はブランドとしては中規模ですが、次の章以降で見るとおりCX・SX・FX・LXの4シリーズはそれぞれ性格がはっきり分かれています。ここに挙げた以外の色違いモデル(CX 200 Black、LX 800 Navy/Lavenderなど、スペックが同一の数量限定カラー)を含む全ラインアップはダンロップ公式サイトのラケット一覧で確認できます。
なぜフレーム形状で選ぶのか?CXだけが持つボックス形状フレーム
CXシリーズ8モデルはすべてボックス(角型)形状フレームを採用しており、SX・FX・LXの12モデルはすべて丸形フレームです。ボックス形状は面がねじれにくく、狙った方向へ打球をコントロールしやすいのが特徴で、丸形は空気抵抗を抑えてスイングスピードを出しやすいのが特徴です。
CXシリーズはさらに2つの系統に分かれます。
| 項目 | CX 200系(6モデル) | CX 400系(2モデル) |
|---|---|---|
| フェイス | 95〜105in² | 100in² |
| ビーム厚(H/C/T、基準モデル) | 22/22/22mm | 23〜24mm |
| RA | 65(6モデルとも共通) | 68〜71 |
| ジャンル | control(一部lightweight) | power/all-around |
| CX 200 パワー・コントロール | 52 / 76 | ― |
| CX 400 パワー・コントロール | ― | 71 / 60 |
「同じCXという名前でも、200系と400系ではジャンルの性格が逆」という点は見落としやすいポイントです。CXシリーズを検討するときは、まず200系(コントロール寄り)か400系(パワー寄り)かを先に決めると絞り込みが早くなります。
SXとFXは実は同じフレーム?重量・バランス・ビーム厚が一致する姉妹シリーズ
当サイトが持つスペックデータを実際に突き合わせると、SX 300とFX 500は、Tourモデルを除く3モデル(本体・Lite・LS)で重量・バランス・ビーム厚・フェイスサイズ・ストリングパターンのすべてが完全に一致します。
| 項目 | SX 300 | FX 500 | 差 |
|---|---|---|---|
| 本体:重量・バランス | 300g・320mm | 300g・320mm | 同一 |
| Lite:重量・バランス | 270g・330mm | 270g・330mm | 同一 |
| LS:重量・バランス | 285g・325mm | 285g・325mm | 同一 |
| ビーム厚(H/C/T、本体〜LS共通) | 23/26/23mm | 23/26/23mm | 同一 |
| RA(本体/Lite/LS) | 69/68/68 | 68/67/67 | SXが常に+1 |
| ジャンル | spin | power(Tourのみcontrol) | チューニングの違い |
違うのは、RAがSXの方が常に1ポイント硬いことと、ジャンル(spin/power)というチューニング上の位置づけだけです。SX=スピン、FX=パワーという性格の違いは、フレームそのものの寸法差ではなく、フレーム前方剛性やグロメット構造といった細部のチューニングで作られています。
一方、Tourモデルだけはこの対応関係が崩れます。SX 300 Tourは本体と同じ23/26/23mmのビーム厚のまま98in²にフェイスを絞ったコンパクトモデルですが、FX 500 Tourはビーム厚を21/23/21mmまで薄くした、FXシリーズの中でも別フレームです。スピンを攻撃的に伸ばしたいならSX 300 Tour、コンパクトフェイスでの精密なコントロールを突き詰めたいならFX 500 Tourという分かれ方になります。
LXシリーズのRAはなぜ全カタログ最高なのか
LXシリーズは255〜285gの軽量ボディに110〜115in²のオーバーサイズフェイスを組み合わせたシリーズです。一般に軽量・オーバーサイズのラケットは打球感を保つためフレームを柔らかく仕上げる設計が多いのですが、LXシリーズはRA74〜75と、当サイトが掲載する243本(ジュニアを除く全ブランド)の中でもっとも硬い部類に入ります。
- LX 800・LX 1000のRA75は、当サイト243本中もっとも高い数値で、この値を持つのはこの2本だけです
- LX 800 TourのRA74も、LX 800・LX 1000に次いで243本中3番目に高い数値です
硬いフレームはしなりが少ない分、少ないスイングでも反発力を出しやすくなります。実際にLX 1000のパワースコアは94で、243本中もっとも高いPrince Emblem 120(95)に次ぐ水準(Mizuno AcroSpeed Accel 260・Yonex ASTREL 120と同点)です。一方で打球感スコアは37〜44と、243本の中でも低めの部類に入ります。LXシリーズは「軽さ×パワー」を優先し、打球感のマイルドさは他シリーズに譲る設計だと理解しておくと選びやすくなります。
CXシリーズはどんな人におすすめ?|8モデルの主力シリーズ
CXシリーズは、ダンロップの掲載20モデルのうち8モデルを占める中心シリーズです。ボックス形状フレームによるホールド感・コントロール性を共通の核として、95〜105in²まで展開されています。
- CX 200(98in²・305g・38,500円): CXシリーズの基準モデル。パワーとコントロールのバランスを求める中上級者向け
- CX 200 LS(98in²・290g・37,400円): CX 200を290gまで軽量化。操作性62はCX 200系の中で高め
- CX 200 OS(105in²・295g・37,400円): CX 200系最大のフェイスでミスヒットへの寛容さを確保
- CX 200 Tour(95in²・310g・39,600円): CX 200系最小・最薄(21mm)のコンパクトフェイスで打点の精度を追求するハードヒッター向け
- CX 200 Tour 18x20(95in²・315g・40,700円): CX 200 Tourの18×20パターン版。コントロールスコア90はCX 200系の中でもっとも高い
- CX 200 18x20 Black(98in²・305g・38,500円): CX 200の18×20パターン版。数量限定のブラックカラー
- CX 400(100in²・285g・37,400円): 24mm厚のボックスフレームでCXシリーズ最大のパワーを出すオールラウンドモデル
- CX 400 Tour(100in²・300g・38,500円): 300g・バランス320mmの「黄金スペック」でコントロールとスピンを両立するアスリートモデル
CX 200系はストリングパターンの違い(16×19/18×20)で選ぶこともできます。18×20の2モデルは方向性を重視する上級者向けで、通常の16×19より球持ちは短くなる代わりにコントロールスコアが上がります。
SXシリーズはどんな人におすすめ?|フルモデルチェンジしたスピン系
SXシリーズは、フレーム前方剛性を高めてスピン量とパワーを引き上げたNEW SXシリーズです。4モデルとも100in²前後のフェイスで、SPIN BOOST XT GROMMETSによってストリングの可動域を広げています。
- SX 300(100in²・300g・38,500円): シリーズの基準モデル。スピン量を増やして攻撃的なテニスを組み立てたい中上級者向け
- SX 300 Lite(100in²・270g・33,000円): 270gの軽量ボディ。スピンスコア75はSXシリーズ中もっとも高い
- SX 300 LS(100in²・285g・37,400円): 285gまで軽量化した操作性重視モデル
- SX 300 Tour(98in²・305g・39,600円): 98in²のコンパクトフェイスでスピンとコントロールを両立するハードヒッター向け
FXシリーズはどんな人におすすめ?|黄金スペックのパワー系
FXシリーズは、前章のとおりSX 300とほぼ同一のフレームを土台にしたパワー系シリーズです。POWER BOOST+ FRAME GEOMETRYによって球威とスイングスピードを高めています。
- FX 500(100in²・300g・39,600円): シリーズの基準モデル。さらなる球威とコントロールを両立したい中上級者向け
- FX 500 Lite(100in²・270g・34,100円): 16×18のオープンパターンでスイートエリアを拡大した軽量モデル
- FX 500 LS(100in²・285g・38,500円): 285gまで軽量化した操作性重視モデル
- FX 500 Tour(98in²・305g・40,700円): FXシリーズ最薄・最小ヘッドのコンパクトツアーモデル
LXシリーズはどんな人におすすめ?|255〜285gの軽量オーバーサイズ
LXシリーズは、前章のとおりRA74〜75という当サイト最高クラスの硬さを持つ、軽量オーバーサイズの3モデルです。
- LX 800(110in²・255g・41,800円): 「攻めの800」がコンセプト。ネットプレーでの攻撃力を高めたい人やシニア・初心者向け
- LX 1000(115in²・255g・44,000円): 「守りの1000」がコンセプト。LXシリーズ最大のスイートエリアでディフェンス力を高めたいダブルスプレーヤー向け
- LX 800 Tour(110in²・285g・41,800円): LX 800をベースに重量・バランスを競技向けに再設定した数量限定モデル。軽量モデルではパワー不足を感じる競技志向プレーヤー向け
LX 800とLX 1000はフェイスサイズ(110in²/115in²)以外のスペックがほぼ同じなので、まずは広さで選び、パワー不足を感じたら285gのLX 800 Tourを検討するという順番が無理のない選び方です。
入門者にはFlash 270という選択肢もある
Flash 270(100in²・270g)は、CX・SX・FX・LXのどのシリーズにも属さない単独のエントリーモデルです。ダンロップ公式サイトでは「オープン価格」として掲載されており、参考価格はラケットプラザ調べで6,000円前後です。操作性スコア83は当サイト掲載20モデル中もっとも高く、初めてラケットを選ぶ人やレクリエーションでテニスを楽しみたい人向けの一本です。張り上げ済みで届いてすぐにプレーを始められます。
今買うと旧モデルになる?現行20モデルは2024・2025・2026の3世代が混在している
結論から言うと、現行20モデルの発売年はシリーズによって新しい側と古い側に分かれています。もっとも新しいのはFXシリーズとLX 800 Tourで、いずれも2026年発売です。次いでSXシリーズ(と限定色のCX 200 18x20 Black)が2025年発売、CXシリーズとLX 800・LX 1000は2024年発売で、現行ラインアップの中では3年目に入っています。入門用のFlash 270だけは2021年発売で、この4シリーズとは別のサイクルで扱われています。次の世代がいつ発売されるかはダンロップ公式から発表されておらず、当サイトでも把握していません。
| 発売年 | 該当モデル | モデル数 |
|---|---|---|
| 2021年(4シリーズとは別サイクル) | Flash 270 | 1 |
| 2024年 | CX 200・CX 200 LS・CX 200 OS・CX 200 Tour・CX 200 Tour 18x20・CX 400・CX 400 Tour・LX 800・LX 1000 | 9 |
| 2025年 | CX 200 18x20 Black・SX 300・SX 300 Lite・SX 300 LS・SX 300 Tour | 5 |
| 2026年 | FX 500・FX 500 Lite・FX 500 LS・FX 500 Tour・LX 800 Tour | 5 |
この発売年は、ダンロップブランドを展開する住友ゴム工業が発表したプレスリリースを一次情報源としています。SX 300シリーズは2024年12月15日付のプレスリリースで2025年1月11日発売と告知され、FX 500シリーズは2025年10月20日付のプレスリリースで2025年11月9日発売(大人用モデル)と告知されています。
ダンロップ公式の「ラケットヒストリー 2018-2024」で確認できる範囲では、CX 200・CX 400は2019年・2021年・2024年、SX 300は2020年・2022年、FX 500は2020年・2023年、LX 800・LX 1000は2021年・2024年と、いずれも同じシリーズ名で複数の年にわたって掲載されています。現行モデルのうちCX(2024年)とLX 800・LX 1000(2024年)は、このアーカイブに実際に掲載されている年と一致します。一方SX(2025年)・FX(2026年)・LX 800 Tour(2026年)は、アーカイブの対象期間(2018〜2024年)より後にあたるため掲載がありません。
Flash 270は、同じアーカイブの中では2021年の1回のみ確認でき、2024年までの間に同名モデルの再掲載はありません。CX・SX・FX・LXの4シリーズが複数の年にわたって同じ名前で掲載されているのとは対照的です。
掲載20本のスペック一覧
シリーズごとの全モデルのスペックをまとめました。
CX 全8モデル
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| CX 200 | 98in² | 305g | 315mm | 16×19 | 65 | 38,500円 |
| CX 200 LS | 98in² | 290g | 325mm | 16×19 | 65 | 37,400円 |
| CX 200 OS | 105in² | 295g | 325mm | 16×19 | 65 | 37,400円 |
| CX 200 Tour | 95in² | 310g | 310mm | 16×19 | 65 | 39,600円 |
| CX 200 Tour 18x20 | 95in² | 315g | 310mm | 18×20 | 65 | 40,700円 |
| CX 200 18x20 Black | 98in² | 305g | 315mm | 18×20 | 65 | 38,500円 |
| CX 400 | 100in² | 285g | 330mm | 16×19 | 71 | 37,400円 |
| CX 400 Tour | 100in² | 300g | 320mm | 16×19 | 68 | 38,500円 |
SX 全4モデル
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SX 300 | 100in² | 300g | 320mm | 16×19 | 69 | 38,500円 |
| SX 300 Lite | 100in² | 270g | 330mm | 16×18 | 68 | 33,000円 |
| SX 300 LS | 100in² | 285g | 325mm | 16×19 | 68 | 37,400円 |
| SX 300 Tour | 98in² | 305g | 315mm | 16×19 | 69 | 39,600円 |
FX 全4モデル
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| FX 500 | 100in² | 300g | 320mm | 16×19 | 68 | 39,600円 |
| FX 500 Lite | 100in² | 270g | 330mm | 16×18 | 67 | 34,100円 |
| FX 500 LS | 100in² | 285g | 325mm | 16×19 | 67 | 38,500円 |
| FX 500 Tour | 98in² | 305g | 315mm | 16×19 | 65 | 40,700円 |
LX 全3モデル
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| LX 800 | 110in² | 255g | 355mm | 16×18 | 75 | 41,800円 |
| LX 1000 | 115in² | 255g | 360mm | 16×18 | 75 | 44,000円 |
| LX 800 Tour | 110in² | 285g | 325mm | 16×18 | 74 | 41,800円 |
Flash 270(単独モデル)
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Flash 270 | 100in² | 270g | 320mm | 16×19 | 62 | 6,000円(オープン価格) |
悩み別|どのモデルを見ればいいか
具体的な悩みから、20本の中でまず見るべきモデルを絞り込みます。
飛ばない・パワー不足を感じる場合
パワースコアがもっとも高いのはLX 1000(94)、次いでLX 800 Tour・LX 800(ともに90)です。ただしLXシリーズは110〜115in²のオーバーサイズかつ255〜285gの軽量設計です。標準的な100in²フェイスのまま反発力を求めるなら、24mm厚のCX 400(パワー71)やFX 500(パワー75)が候補になります。
スピンがかからない場合
スピンスコアが20本中もっとも高いのはLX 1000・LX 800 Tour(ともに85)ですが、110in²のオーバーサイズかつRA74〜75の硬いフレームで、コントロールスコアは38〜46まで下がります。100in²前後の標準的なフェイスサイズで比較すると、FX 500 Lite・SX 300 Lite(ともに75)がもっとも高く、270gの軽量モデルではなく標準重量で回転量を確保したい場合はSX 300(72)やSX 300 LS(73)が現実的な選択肢です。
コントロールを重視したい場合
コントロールスコアが20本中もっとも高いのはCX 200 Tour 18x20(90)で、CX 200 18x20 Black(85)、CX 200 Tour(81)が続きます。ただし上位3本は95〜98in²のコンパクトフェイスかつ305g以上で、上級者向けの設定です。上級者未満でコントロール系を検討している場合は、98in²・305gの標準モデルCX 200(76)から見るのが無理のない順番です。
腕・肘に不安がある場合
打球感スコアが20本中もっとも高い(マイルドな打球感の)のはCX 200 Tour 18x20(85)・CX 200 Tour(84)ですが、いずれも305〜315gの上級者向け重量です。柔らかさと標準的な重量を両立したいなら、RA65・305gのCX 200(打球感79)が現実的な候補です。LXシリーズはRA74〜75と硬めのフレームのため、腕への負担を避けたい場合は候補から外して考えるのが無難です。
重くて振り切れない・スイングスピードに自信がない場合
20本中もっとも操作性が高いのはFlash 270(83)ですが入門用モデルです。競技志向のスペックのまま操作性が欲しい場合は、270gのFX 500 Lite・SX 300 Lite(ともに79)や、255gオーバーサイズのLX 800(76)が候補です。
ダンロップのラケットに関するよくある質問
SXとFXはどちらを選べばいいですか?
前述のとおり、SX 300とFX 500は本体・Lite・LSの3モデルで重量・バランス・ビーム厚が完全に一致する姉妹フレームです。違いはRA(SXが常に+1)とジャンルの位置づけだけで、スピンを重視するならSX、パワーを重視するならFXという選び方になります。フレームの寛容さや重量で迷っている場合は、どちらのシリーズでも同じ重量帯(本体300g/Lite270g/LS285g)から選べます。
CX 200とCX 400はどう違いますか?
同じCXという名前ですが、ジャンルは逆の性格です。CX 200系(6モデル)はRA65・ビーム厚22mm前後でコントロール寄り、CX 400系(2モデル)はRA68〜71・ビーム厚23〜24mmとより厚いフレームでパワー寄りです。方向性を重視するならCX 200系、飛びも欲しいならCX 400系が候補になります。
LX 800とLX 1000はどちらを選べばいいですか?
重量(255g)とRA(75)は共通で、違うのは主にフェイスサイズです。LX 800は110in²、LX 1000は115in²とシリーズ最大のスイートエリアを持ちます。ネットプレーでの機動力を重視するならLX 800、ダブルスでのディフェンス力や広い当たり負けしにくさを重視するならLX 1000という基準で選べます。軽量モデルでパワー不足を感じる場合は、285gまで重量を上げたLX 800 Tourも候補になります。
Tourモデルと通常モデルは何が違いますか?
シリーズによって傾向が異なります。CX 200 TourとSX 300 Tourは、本体と近いビーム厚のまま98in²前後にフェイスを絞ったコンパクト仕様です。一方FX 500 Tourはフェイスを絞るだけでなくビーム厚も21/23/21mmまで薄くしており、FXシリーズの中でも独立したフレームです。共通しているのはlevelがadvanced(上級者向け)に設定されている点で、重量も基本的には本体より重めです(CX 200 Tour 310g、CX 200 Tour 18x20 315g、CX 400 Tour 300g、SX 300 Tour 305g、FX 500 Tour 305g)。ただしLX 800 Tourだけは285gと、LX 800(255g)より重いものの300g台には届かず、軽量オーバーサイズの性格を保ったまま重量だけを競技向けに引き上げた例外です。
当サイトに載っていないダンロップのモデルはありますか?
あります。この記事で扱っているのは当サイトが掲載しているCX・SX・FX・LXの4シリーズ・Flash 270を合わせた20モデルで、CX 200 Black・CX 400 Tour Black・LX 800 Navy/Lavender・LX 1000 Navy/Lavenderといった、スペックが同一の数量限定カラーモデルは掲載していません。CX ジュニアやFX 500 JRといったジュニア向けモデルも対象外です。全ラインアップはダンロップ公式サイトのラケット一覧で確認できます。
まとめ|ダンロップのラケットはフレーム形状とRAで絞り込む
ダンロップの硬式テニスラケットは、当サイト掲載分でCX・SX・FX・LXの4シリーズ・Flash 270を合わせた計20モデルです。CXだけがボックス形状フレームで200系(コントロール)と400系(パワー)に分かれ、SX・FX・LXは丸形フレームでまとまっています。丸形の中でも、SXとFXは重量・バランス・ビーム厚がほぼ同一の姉妹シリーズであること、LXはRA74〜75と当サイト243本中もっとも硬い数値を持つ軽量オーバーサイズであることが、実際にスペックを突き合わせて分かりました。
したがってダンロップでは、まずフレーム形状(ボックスか丸形か)でCXかそれ以外かを決め、丸形であればRAの高さ(硬さ)を軸にSX/FXかLXかを絞り込むという順番が最短になります。
シリーズを絞り込んだあとは、ラケット診断や、コントロール系・パワー系・スピン系・軽量・操作性・オールラウンドの各ジャンル別ランキングで、他ブランドを含めた具体的なモデルと比較することをおすすめします。他ブランドとの比較では、ヨネックスのラインアップやウィルソンのラインアップ、HEADのラインアップ、プリンスのラインアップ、バボラのラインアップも参考にしてください。






