DIADEMのテニスラケット選び方|2026年、4系統24モデルはここが違う
DIADEM(ダイアデム)の硬式テニスラケットは、当サイトではPROJECT BUBLIK・AXIS・ELEVATE(新旧世代)・NOVA V3/SUPERNOVA(新旧世代)・DREAMERの7シリーズ、公式サイトに現行掲載されている全24モデルを掲載しています。結論として、DIADEMを選ぶ最初の軸は、当サイトが全ブランド同一基準で算出した5軸スコアのうち「パワー・コントロール・スピン」の3軸です。ボックス形状フレームのELEVATE系6モデルはパワー50〜52・スピン48〜49ともっとも低く、コントロール77〜80ともっとも高いという、他の3系統と正反対の性格を持ちます。ラウンドフレームのNOVA V3/SUPERNOVA系8モデルはパワー70〜74と一貫して高く、ハイブリッド形状のAXIS/PROJECT BUBLIK系8モデルはパワー60〜67・コントロール60〜69・スピン59〜70とどの軸も突出しない中間的なバランス型です。スピンだけはレンジがやや広く、59〜70の開きがあります。さらにDIADEM固有の特徴として、24モデル中19モデルが「共通スペック・RA・genre分類がすべて一致する別モデル」を持ち、5軸スコアが完全に同一になっていることが挙げられます。この記事では、当サイトが持つ24モデル分のスコアとスペックを実際に全件確認したうえで、この軸でシリーズを絞り込むための入口を提供します。
結論|パワー・コントロール・スピンで見た4系統
結論として、4系統のスコアレンジは次のように分かれています。
| 系統 | パワー | コントロール | スピン | フレーム形状 | モデル数 |
|---|---|---|---|---|---|
| AXIS / PROJECT BUBLIK | 60〜67 | 60〜69 | 59〜70 | ハイブリッド | 8 |
| ELEVATE(V3・V4) | 50〜52 | 77〜80 | 48〜49 | ボックス | 6 |
| NOVA V3 / SUPERNOVA | 70〜74 | 57〜64 | 62〜69 | ラウンド | 8 |
| DREAMER | 72〜79 | 51〜58 | 70〜78 | ラウンド | 2 |
ELEVATE系だけがパワー・スピンの下限を独占し、コントロールだけが突出しています。NOVA V3/SUPERNOVA系とDREAMER系はどちらもパワー・スピンが高い側に寄っています。操作性の平均値はDREAMER系(平均71.0)がNOVA V3/SUPERNOVA系(平均60.4)より高く、軽量モデル中心の設計であることが分かりますが、24モデル中の操作性単独最高値はNOVA V3/SUPERNOVA系のNova V3 Lite(79)です(詳細は後述)。AXIS/PROJECT BUBLIK系はどの軸も突出せず、3系統の中間に位置するオールラウンド寄りの性格です。
24モデルという数はブランドとしては中規模ですが、次の章以降で見るとおり「パワー・コントロール・スピン」という3つの軸だけでかなり絞り込めます。全ラインアップはDIADEM公式サイトのラケット一覧で確認できます。
パワーで選ぶならどこを見るか
パワースコアの平均値で比較すると、もっとも高いのはDREAMER系(平均75.5、レンジ72〜79)で、僅差でNOVA V3/SUPERNOVA系(平均73.5、レンジ70〜74)が続きます。個別の最高値だけで見るとDreamer 110(79)が24モデル中単独トップですが、NOVA V3/SUPERNOVA系は74で7モデルが横並びになっており、シリーズ全体でぶれなくパワーが高いのはこちらです。ELEVATE系(平均50.7、レンジ50〜52)は他の3系統と一段違う低い水準です。
24モデル中もっともパワースコアが高いのはDreamer 110(79)で、Nova V3 100・Nova V3 Plus・Nova V3 Team・Nova V3 Tour・Supernova 100・Supernova Lite 100・Supernova Plus 100の7モデル(いずれも74)が続きます。単独最大値を求めるならDreamer 110、シリーズ全体でぶれなくパワーが高いモデルを探すならNOVA V3/SUPERNOVAのどれを選んでも大きな差はありません。
コントロールで選ぶならどこを見るか
コントロールスコアのシリーズ別レンジは、ELEVATE系(77〜80)が他の3系統を大きく引き離してもっとも高く、AXIS/PROJECT BUBLIK系(60〜69)がそれに続きます。NOVA V3/SUPERNOVA系(57〜64)とDREAMER系(51〜58)は下位に位置し、特にDreamer 110のコントロールスコア51は24モデル中もっとも低い値です。
24モデル中もっともコントロールスコアが高いのはElevate Tour 98 V3・Elevate Tour V4(ともに80)で、Elevate 98 V3・Elevate 98 V4(ともに79)が続きます。上位はすべてELEVATEシリーズが占めており、他の3系統にはこの水準のモデルはありません。方向性を最優先するならELEVATEの98系が候補です。ELEVATEだけがボックス形状フレームを採用しており、他の3系統(ハイブリッド・ラウンド)と構造が異なる点が、このコントロール寄りの性格につながっています。
スピンで選ぶならどこを見るか
スピンスコアの平均値で比較すると、DREAMER系(平均74.0)がもっとも高く、AXIS/PROJECT BUBLIK系(平均64.9)・NOVA V3/SUPERNOVA系(平均66.5)が中間、ELEVATE系(平均48.7)がもっとも低い水準です。個別の最高値ではDreamer 110(78)が24モデル中単独トップで、Axis 100 Team・Bublik Team・Dreamer 105(いずれも70)が続きます。
24モデル中もっともスピンスコアが低いのはElevate Lite 98 V3・Elevate Team V4(ともに48)です。回転量を優先したい場合はDREAMER系かAXIS/PROJECT BUBLIK系のTeamモデルが候補になり、コントロール優先で回転量を多少犠牲にできるならELEVATEが候補になります。
DIADEM固有①|24モデル中19モデルが、別モデルと5軸スコアが完全一致する
当サイトの5軸スコアは、重量・バランス・フェイスサイズ・ストリングパターン・フレーム形状・ビーム厚といった共通スペックに、任意情報として扱うRA(フレーム硬さ)、そしてモデルの性格を「パワー系」「コントロール系」などに分類する編集部の判定(genre)を組み合わせて機械的に算出しています。スペックだけから自動的に決まる客観値ではなく、genre分類という編集部の判断が加味された指標である点はDIADEMに限らず共通の前提です。
DIADEMのカタログを実際に突き合わせると、共通スペック・RA・genre分類の3つがすべて一致する組み合わせが24モデル中19モデルにのぼり、次の9グループでは5軸スコアが小数点まで完全に一致します。
| グループ | 該当モデル | パワー/スピン/コントロール/操作性/打球感 |
|---|---|---|
| AXIS 100系 | Axis 100・Axis 100 Svitolina・Bublik 100 | 67/66/62/56/63 |
| AXIS 100 Team系 | Axis 100 Team・Bublik Team | 67/70/60/69/60 |
| AXIS 98系 | Axis 98・Axis 98 Svitolina | 60/61/69/59/68 |
| ELEVATE 98系 | Elevate 98 V3・Elevate 98 V4 | 50/49/79/54/79 |
| ELEVATE Lite/Team系 | Elevate Lite 98 V3・Elevate Team V4 | 50/48/77/58/77 |
| ELEVATE Tour系 | Elevate Tour 98 V3・Elevate Tour V4 | 52/49/80/49/79 |
| NOVA/SUPERNOVA 100系 | Nova V3 100・Supernova 100 | 74/67/62/58/61 |
| NOVA/SUPERNOVA Plus系 | Nova V3 Plus・Supernova Plus 100 | 74/62/62/50/61 |
| NOVA Team/SUPERNOVA Lite系 | Nova V3 Team・Supernova Lite 100 | 74/68/60/67/59 |
一致する理由は単純で、これらのモデルは重量・バランス・フェイスサイズ・パターン・フレーム形状・ビーム厚・RAのすべてが同一で、genre分類も同じだからです。AXIS 100・AXIS 100 SVITOLINA・BUBLIK 100は意匠と価格だけが異なる同一フレームの製品(BUBLIK 100はAXIS 100より1,100円高い38,500円)、ELEVATE 98 V3・V4はメーカーが「V4でKraibonエラストマーを刷新した」とする改良後もスペックは変わっておらず、SUPERNOVA・NOVA V3も前身シリーズとの継続販売関係にあります。
一方で、フレームが別チューニングの場合はスコアも別の値になります。Bublik 98はAxis 98に近いポジションですが、重量302g・バランス323mm・RA67(Axis 98は305g・315mm・RA68)と独自チューニングのため、スピン(59対61)・操作性(58対59)のスコアがわずかに異なります。5軸スコアの一致・不一致は機械的な集計であり、モデルごとに同じかどうかを個別に確認しないと判断できない、という点も併せて押さえておきたいところです。
DIADEM固有②|新旧世代の併存と価格の付き方がシリーズごとに違う
DIADEMには、ELEVATE(V3・V4)とNOVA V3/SUPERNOVAという、新旧世代が世代交代せず同時に現行掲載されているシリーズが2つあります。前述のとおりどちらもスペック・5軸スコアが新旧で完全に一致していますが、価格の付き方は正反対です。
- ELEVATE: V3(2023年)とV4(2026年)は3ペアとも税込価格が38,500円で完全に同額です。型落ちのV3を選んでも価格・性能とも差がなく、選ぶ基準はカラーリングの好みだけになります
- NOVA V3/SUPERNOVA: SUPERNOVA(2022年)からNOVA V3(2024年)になった3ペアは、いずれも税込価格が2,200〜4,400円上がっています(Supernova 100 35,200円→Nova V3 100 37,400円、Supernova Lite 100 33,000円→Nova V3 Team 37,400円など)。型落ちのSUPERNOVAを選べば、性能はそのままに数千円安く購入できます
同様にAXIS→AXIS SVITOLINA、AXIS 100→BUBLIK 100/TEAMも、スペック・スコアが同一のまま価格だけが1,100円上乗せされる構造です(選手シグネチャーモデルとしての意匠差分)。「新しい世代・シグネチャーモデル=性能が上」という思い込みはDIADEMでは通用しません。価格差の理由がスペックの違いなのか、意匠・世代交代のタイミングだけなのかを、購入前に本記事のスペック表で確認することをおすすめします。
AXIS・PROJECT BUBLIKシリーズはどんな人におすすめ?
AXISはハイブリッド形状フレームを採用する8モデル(AXIS 5モデル・PROJECT BUBLIK 3モデル)で構成される、DIADEMの中でもっともバランス型のシリーズです。位置づけは全モデルがスピン系です。
- Axis 100(100in²・300g・37,400円): シリーズの標準モデル。前述のとおりSVITOLINA・BUBLIK 100とスペック・スコアが完全一致
- Axis 100 Team(100in²・280g・37,400円): 20g軽量化したモデル。操作性スコア69はAXIS/BUBLIK系最高
- Axis 98(98in²・305g・37,400円): コンパクトフェイスのコントロール寄りモデル。上級者向けの位置づけ
- Bublik 98(98in²・302g・39,600円): アレクサンダー・ブブリク選手のシグネチャーモデル。AXIS 98と近いが302g・323mm・RA67の独自チューニングで、AXIS 98とはスコアが完全一致しない
- Bublik 100・Bublik Team(各38,500円): AXIS 100・AXIS 100 Teamと同一フレームのシグネチャーモデル
ELEVATEシリーズはどんな人におすすめ?
ELEVATEはボックス形状フレームを採用する6モデル(V3旧世代3モデル・V4新世代3モデル)で構成される、DIADEMで唯一のコントロール特化シリーズです。位置づけは全モデルがコントロール系です。
- Elevate 98 V4(98in²・305g・38,500円): V4世代の標準モデル。コントロールスコア79は他系統を大きく上回る水準
- Elevate Team V4(98in²・290g・38,500円): V4世代の軽量モデル。V3世代の「Lite」から名称変更
- Elevate Tour V4(98in²・315g・38,500円): コントロールスコア80は24モデル中最高
- Elevate 98 V3・Elevate Lite 98 V3・Elevate Tour 98 V3(各38,500円): V3世代。前述のとおりV4の対応モデルとスペック・スコアが完全一致しており、価格も同額
NOVA V3・SUPERNOVAシリーズはどんな人におすすめ?
NOVA V3はラウンドフレームを採用する、DIADEMのパワー系フラッグシップです。前述のとおり前身のSUPERNOVA(3モデル)が値下げ継続販売されており、合わせて8モデルを構成します。位置づけはNova V3 Lite以外、全モデルがパワー系です。
- Nova V3 100(100in²・300g・320mm・37,400円): 100in²・300g・320mmの標準スペック。前身のSupernova 100(35,200円)とスペック・スコアが完全一致
- Nova V3 Lite(100in²・270g・35,200円): シリーズ最軽量。操作性スコア79は24モデル中トップ。位置づけのみ軽量重視系
- Nova V3 Plus(100in²・305g・39,600円): 27.5インチの長尺モデル。前身のSupernova Plus 100(35,200円)とスコアが完全一致
- Nova V3 Team(100in²・285g・37,400円): 軽量モデル。前身のSupernova Lite 100(33,000円、名称は「Lite」)とスコアが完全一致
- Nova V3 Tour(100in²・315g・39,600円): シリーズ最重量。前身に対応モデルが無いNOVA V3独自のラインナップ
DREAMERシリーズはどんな人におすすめ?
DREAMERは当サイト掲載2モデルの小規模シリーズで、DIADEMの中でもっともパワー・スピンが高くコントロールが低い、初心者〜初中級者向けの軽量オーバーサイズラインです。
- Dreamer 105(105in²・285g・37,400円): 105in²のオーバーサイズ。パワー72・スピン70とバランス良く高い
- Dreamer 110(110in²・270g・37,400円): DIADEM最大のフェイスサイズ。パワー79・スピン78は24モデル中いずれも最高値だが、コントロール51は24モデル中最低
掲載24本のスペック一覧
シリーズ・世代ごとの全モデルのスペックをまとめました。
PROJECT BUBLIK 全3モデル(2026年)
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA(参考値) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Bublik 100 | 100in² | 300g | 330mm | 16×19 | 64 | 38,500円 |
| Bublik Team | 100in² | 280g | 330mm | 16×19 | 64 | 38,500円 |
| Bublik 98 | 98in² | 302g | 323mm | 16×20 | 67 | 39,600円 |
AXIS 全5モデル(2025〜2026年)
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA(参考値) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Axis 100 | 100in² | 300g | 330mm | 16×19 | 64 | 37,400円 |
| Axis 100 Team | 100in² | 280g | 330mm | 16×19 | 64 | 37,400円 |
| Axis 100 Svitolina | 100in² | 300g | 330mm | 16×19 | 64 | 38,500円 |
| Axis 98 | 98in² | 305g | 315mm | 16×20 | 68 | 37,400円 |
| Axis 98 Svitolina | 98in² | 305g | 315mm | 16×20 | 68 | 38,500円 |
ELEVATE V4 全3モデル(2026年)
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA(参考値) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Elevate 98 V4 | 98in² | 305g | 320mm | 16×20 | 64 | 38,500円 |
| Elevate Team V4 | 98in² | 290g | 335mm | 16×20 | 64 | 38,500円 |
| Elevate Tour V4 | 98in² | 315g | 315mm | 16×20 | 67 | 38,500円 |
ELEVATE 全3モデル(2023年・旧世代)
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA(参考値) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Elevate 98 V3 | 98in² | 305g | 320mm | 16×20 | 64† | 38,500円 |
| Elevate Lite 98 V3 | 98in² | 290g | 335mm | 16×20 | 64† | 38,500円 |
| Elevate Tour 98 V3 | 98in² | 315g | 315mm | 16×20 | 67† | 38,500円 |
NOVA V3 全5モデル(2024年)
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA(参考値) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Nova V3 100 | 100in² | 300g | 320mm | 16×19 | 69 | 37,400円 |
| Nova V3 Team | 100in² | 285g | 325mm | 16×19 | 69 | 37,400円 |
| Nova V3 Plus | 100in² | 305g | 335mm | 16×19 | 69 | 39,600円 |
| Nova V3 Tour | 100in² | 315g | 305mm | 16×19 | 69 | 39,600円 |
| Nova V3 Lite | 100in² | 270g | 330mm | 16×19 | 69 | 35,200円 |
SUPERNOVA 全3モデル(2022年・旧世代)
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA(参考値) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Supernova 100 | 100in² | 300g | 320mm | 16×19 | 69 | 35,200円 |
| Supernova Plus 100 | 100in² | 305g | 335mm | 16×19 | 69 | 35,200円 |
| Supernova Lite 100 | 100in² | 285g | 325mm | 16×19 | 69 | 33,000円 |
DREAMER 全2モデル(2024年)
| モデル | フェイス | 重量 | バランス | パターン | RA(参考値) | 価格 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Dreamer 105 | 105in² | 285g | 330mm | 16×19 | 69 | 37,400円 |
| Dreamer 110 | 110in² | 270g | 330mm | 16×19 | 69 | 37,400円 |
RAはDIADEM公式サイト(日本正規代理店)の記載値を基本としています。「†」はELEVATE V3系3モデルを示し、日本公式ページに重量・価格以外の記載が無いため、DIADEM米国公式サイトの対応モデル(Elevate V3 98など)の記載値を参考値として掲載しています。
悩み別|どのモデルを見ればいいか
パワー・コントロール・スピンで選ぶ系統は前述の3章で扱ったとおりです。ここでは「打球感」「操作性」の2つの悩みから、24本の中でまず見るべきモデルを絞り込みます。
腕・肘に不安がある場合
打球感スコアが24本中もっとも高い(マイルドな打球感の)のはElevate 98 V3・Elevate 98 V4・Elevate Tour 98 V3・Elevate Tour V4の4本(いずれも79)で、新旧世代を問わずELEVATEシリーズの98/Tourモデルが並びます。ただしいずれも98in²・305〜315gの中上級者向けスペックです。軽量モデルで柔らかさを求める場合は、Elevate Lite 98 V3・Elevate Team V4(ともに77)から検討するのが現実的です。
重くて振り切れない・スイングスピードに自信がない場合
24本中もっとも操作性が高いのはNova V3 Lite(79)で、270g・100in²の軽量スペックです。Dreamer 110(75)、Axis 100 Team・Bublik Team(ともに69)が続きます。いずれも280g以下の軽量モデルで、280g前後がDIADEMの軽量ラインの目安になっていることが分かります。
DIADEMのラケットに関するよくある質問
新世代と旧世代、どちらを選べばいいですか?
シリーズによって答えが変わります。ELEVATEはV3・V4とも税込38,500円で価格差が無いため、型落ちを選ぶ積極的な理由はなく、カラーリングの好みで選んで問題ありません。一方SUPERNOVA/NOVA V3は、SUPERNOVAの方が2,200〜4,400円安く、スペック・5軸スコアはNOVA V3と完全に一致します。価格を抑えたい場合はSUPERNOVAが有力な候補です。ただしSUPERNOVAは2022年発売のため、店舗によっては在庫や色展開が限られる可能性があります。
PROJECT BUBLIKやSVITOLINAなどのシグネチャーモデルは、素のモデルと何が違いますか?
BUBLIK 100・BUBLIK TEAMはAXIS 100・AXIS 100 TEAMと、AXIS 100/98 SVITOLINAはAXIS 100/98と、スペック・5軸スコアが完全に一致しています。違いは意匠と価格(いずれも1,100円高い)だけです。一方BUBLIK 98だけはAXIS 98と重量・バランス・RAが異なる独自チューニングで、スピン・操作性のスコアもわずかに異なります。シグネチャーモデルだから性能が上という単純な関係ではなく、モデルごとに個別の確認が必要です。
「黄金スペック」に該当するモデルはどれですか?
フェイス100in²・重量300g・バランス320mmという、上位記事の多くが基準とする「黄金スペック」に完全一致するのは、Nova V3 100と前身のSupernova 100の2モデルだけです。AXIS 100・BUBLIK 100はバランスが330mmのため該当しません。
当サイトに載っていないDIADEMのモデルはありますか?
あります。この記事で扱っているのは当サイトが掲載する大人用7シリーズ・24モデルで、日本未発売の米国限定エントリーモデル(Nova ELT・Elevate ELTなど)やジュニア向けモデルは対象外です。全ラインアップはDIADEM公式サイトのラケット一覧で確認できます。
まとめ|DIADEMのラケットはパワー・コントロール・スピンで絞り込む
DIADEMの硬式テニスラケットは、当サイト掲載分でPROJECT BUBLIK・AXIS・ELEVATE(新旧世代)・NOVA V3/SUPERNOVA(新旧世代)・DREAMERの7シリーズ、大人用24モデルです。当サイトが算出した5軸スコアで比較すると、ELEVATE系だけがパワー50〜52・スピン48〜49ともっとも低く、コントロール77〜80ともっとも高いという、他の3系統と正反対の性格を持っています。NOVA V3/SUPERNOVA系とDREAMER系はパワー・スピンが高い側に寄り、AXIS/PROJECT BUBLIK系はどの軸も突出しないバランス型です。
この記事で実際にスペックを突き合わせて分かった最大の特徴は、24モデル中19モデルが、共通スペック・RA・genre分類のすべてが一致する別モデルを持ち、5軸スコアが完全に一致することです(DIADEM固有①)。BUBLIK・SVITOLINAといったシグネチャーモデルや、ELEVATE V3/V4・SUPERNOVA/NOVA V3といった新旧世代の関係がこれにあたります。ただし価格の付き方はシリーズごとに異なり、ELEVATEは新旧世代で価格差ゼロ、SUPERNOVA/NOVA V3は新世代の方が2,200〜4,400円高いという違いがあります(DIADEM固有②)。
したがってDIADEMでは、まずパワー・コントロール・スピンのスコアレンジで系統の方向性を決め、候補モデルが見つかったら同一スペック・同一スコアの別モデル(旧世代やシグネチャー版)が無いか本記事のスペック表で確認するという順番が無理のない絞り込み方です。
シリーズを絞り込んだあとは、ラケット診断や、コントロール系・パワー系・スピン系・軽量・操作性・オールラウンドの各ジャンル別ランキングで、他ブランドを含めた具体的なモデルと比較することをおすすめします。他ブランドとの比較では、ヨネックスのラインアップやウィルソンのラインアップ、HEADのラインアップ、プリンスのラインアップ、バボラのラインアップ、ダンロップのラインアップ、テクニファイバーのラインアップも参考にしてください。






